相場を見ていて、急激に上昇したから、つい買ってしまう。 そして、急激に戻り、損をする。 このようなパターンも多いのではないでしょうか??
今回の記事では、エントリーリスクを最低限にし、利益を最大限にする押し目買い、戻り売りを紹介します。
押し目買いとは
押し目買いの「押す」とは、値段が上昇している際、一時的に値段が下がることです。この下がった時を狙います。下の図の赤丸のところで「買う」イメージです。
「押し目買い」とは、上昇相場中の「押し」で、「買い」で取引を開始することを言います。
一般的に、相場が上昇しているときは一度も値段が下がらずに、上昇し続けることはまずありません。株などのニュースで○○日連続暴騰とのニュースがあった場合でも、1時間軸や、30分軸では、多少の値段の前後は生じます。
値段の上下のタイミングで「安く買い」、「高く売る」というのが押し目買いの基本的な考え方です。
戻り売りとは
戻り売りは、押し目買いと正反対です。値段の下落相場に使用します。「戻り」とは、値段が下降している際、一時的に値段が上がることです。この上がったときを狙います。下の図の青丸のところで「売る」イメージです。
「戻り売り」とは、下落相場中の「戻り」で、「売り」で取引を開始することを言います。
押し目買い、戻り売りのメリット・デメリット
メリット
メリットは、最小限のリスクで、最大限の利益をとり得ることです。
押し目買い、戻り売りは、トレンドの一時的な反転を時に、上昇、下落のトレンド中に力を発揮する手法です。
一時的な、「押し」、「戻り」を利用するため、相場トレンドにおける一時的な、値段差分が利益に上乗せされるからです。
例えば、トレンド途中の高値で買った場合と、押し目で買った場合を想定してみましょう。
高値は、100.50円、押し目は、100.20円設定です。
両者を比べて、最終的に値段が100.80円まで上昇したとします。
この場合、高値で買ってしまった人は、30pipsの利益、一方押し目で買った人は、60pipsの利益と30pipsもの違いです。
また、高値でつかむと一時的に値段が下がることで、損切り決済が発動される可能性もあります。一方で押しで買っていた場合は、そのリスクは最小限です。
このように、相場の流れを読んで、安く買い高く売る(高く売り、安く売る)ことに着目してください。
デメリット
デメリットは、タイミングが非常に難しいことです。
「押し」や「戻り」と思っても、そのまま相場が損失方向に動くこともあります。
そのため、ここで反発するかどうか、ということを常に考えましょう。
また、損失を最低限するために、損切りの設定は重要です。
また、押し目や戻りを判断する絶対的な正解はありません。
今見ている時間足だけではなく、より長期の時間足も見て、全体的な流れを把握することも大事です。
まとめ