ダウ理論とは
ダウ理論とは、チャールズダウが提唱した相場理論です。複数の基本原則から構成されており、FXだけではなく株などにも応用できます。
その中から、私が特に重要と思う3つについて、説明します。
1.相場の価格は、あらゆる物事を反映している
この言葉は、よく使われる言葉です。株価の世界で言うと、株価は数ヶ月先の景気を反映してるとも言われます。
FXの場合も、同様です。世界情勢や、景気のことを含んで値動きしてます。極論を言えば、チャート分析がFXにおいて、重要なファクターです。
2.トレンドは短期・中期・長期の3つに分類される
この定義は、個人にもよります。
例えば、
- 短期:スキャルピング(数秒~数分程度)
- 中期:デイトレード(数十分~1日程度)
- 長期:スイングトレード(数日~数月それ以上)
と考えるとよいでしょう。そして、あなたは、どの期間が向いているのかを考えトレード戦略を立てるのをオススメします。
3.トレンドは明確な変化シグナルが出るまで続く
この原則が、1番重要なのものです。そして、FXの取引に一番あてはめやすいです。
上昇(下降)中に、常に高値を(安値)を更新し続けている場合は、そのトレンドが続いている。
下の図をみて考えてみましょう。値段の上下を繰り返しながら、上昇していますね。
その上昇の山、谷を見ると前回の高値(安値)を超えていることがわかります。トレンドが続いていると判断します。
さらに、強いトレンドは、値幅の上下の際、安値(高値)が、一つ前の山の高値(安値)を超えていないとき場合です。
一方で、トレンドが切り替わる場合を次の図で示します。
トレンドの最中に、高値(安値)を超えることができない場合です。
この場合は、同じトレンド方向での取引開始をいったん考えるようにしましょう。
いつ取引開始したらよいのか
ダウ理論の場合の、1例を紹介します。下降トレンドから上昇トレンドに変わる場合を下の図で示します。
下降トレンドから、上昇トレンドに変換し始め高値が前回の高値を超えた時です。
ダウ理論で注意すること