FXでよく使用されているインジケーターでMACDなどのオシレータ系のインジケーターは有名です。
そのインジケーターの使い方は、ゴールデンクロスやデットクロスなどの情報のみでトレードをしている人も少なくはないのでしょう?
しかし、そんなインジケーターをさらに使いこなしてトレンド転換を把握できる使い方があります。
それが、【ダイバージェンス】です。
ダイバージェンスについて
ダイバージェンスは、普段使っているインジケーターから確認できます。
コレは知っているか、知らないかの差で、チャート上でトレンド転換が起こりえる情報を掴む事が出来るので知らない人よりも優位に立つことが出来ます。
逆行のサイン
ダイバージェンスはチャート上とインジケーターで起こる逆行のサインです。
もしも、チャート上で上昇トレンドなので買いポジションを取ろうと思っていた場合、インジケーターでこのサインが出ているのなら、下降トレンドに転換するかもと買いポジションを取る事を辞めて負けずに済む事にも繋がります。
2.ダイバージェンスの説明
ダイバージェンスのサインが出た時の説明をしていきます。
(例)
1時間足のドル円のチャートを使いダイバージェンスが起きている場所を確認しながら説明していきます。
下の画像は下降トレンドです。
MACDを使ったダイバージェンス
インジケーターMACDを使ったダイバージェンスの説明です。
①下降トレンドが続いている中でチャート上の波形(赤い線)とMACDの波形(赤い線)は同じ様に切り下がり、下降トレンドが確認できます。
②しかし、次の黄色い線ではチャート上では切り下がった波形に対して、MACDの方では切り上がりの波形になっています。
コレがダイバージェンスです。
この後、トレンド転換が起こりえるという事です。
RSIを使ったダイバージェンス
次にインジケーターのRSIを使ったダイバージェンスの説明です。
①下降トレンドが続いている中で赤い線のチャート上の波形とRSIの赤い線の波形は同じ様に切り下がり、下降トレンドが確認できます。コレはまだ下降トレンドが続きます。
②しかし、次の黄色い線ではチャート上では切り下がった波形に対して、RSIの方黄色い線では切り上がりの波形になっています。コレが起きるとトレンド転換する可能性があるという事です。
上記の画像は、説明していたダイバージェンスのサインが出た後に相場は上昇していった画像です。
ダイバージェンスが機能したという事です。
ダイバージェンスのまとめ
●ダイバージェンスはトレンド転換になる可能性がある相場
●MACDやRSIでダイバージェンスを確認できる
●チャートの波形とインジケーターの波形に注意する
●波形の切り上がりと切り下がりに違いがあったらダイバージェンス
ダイバージェンスを使い、相場を見て情報を得る事は優位に立つ事が出来るので覚えておきましょう。
また、MACDでもRSIでも確認の仕方は同じなので、自分がインジケーターを使っていて、どちらが見やすいのだろうと考えて使うようにしましょう。