FXで取引をする際に、戦略を立ててトレードをするトレーダーや何も考えずにトレードするトレーダーもいて様々なトレーダーがいます。
その中で勝ち続けているトレーダーは、他のトレーダーよりも色んな事を考えていて、様々な場面を想定して、戦略を立ててトレードしています。
1.マルチタイムフレーム分析とは?
マルチタイムフレーム分析とは簡単に言うと…
複数の時間足を見て大きな流れやエントリーのタイミングを計りトレードする事です。
スキャルピング・デイトレード・スイングトレードのトレードスタイルで、どれでも使える分析です。
■大きな時間足を見て大きな流れを掴む
■大きな流れの中で小さな時間足を見て最適なエントリーを判断する
という事を覚えておきましょう。
2.マルチタイムフレーム分析の説明
マルチタイムフレーム分析についての説明をしていきます。
(例)4時間足が大きな流れの確認で、30分足が小さな流れの確認でエントリーを計るものとします。
大きな流れの時間足(4時間足)
大きな流れの時間足を確認して、大きな流れを確認します。
大きな上昇トレンドです。
なので、上昇トレンドの確認により買いポジションを狙おうと戦略を立てます。
次に何処で買いポジションを取るかを判断する為に買いポジションを取るのに優位な場面を待ちます。
ずっと上がりっぱなしの相場はそうそう来ないので、下がって優位な場面で買いポジションを取ろうと考えます。
時間が経ったら4時間足は落ちてきました。(黄色い線)
そこで、落ちている場面の小さな時間足の流れを確認します。
小さな時間足でエントリータイミングを計る(30分足)
小さな時間足でエントリータイミング計るために30分足を確認します。
30分足ではこうなっています。
4時間足では、ストンと落ちているので何処のタイミングでエントリーしたら良いか分かりません。
しかし、30分足ではローソク足で波形が出来ているのでエントリーするタイミングが分かりやすいです。
例えば…
4時間足は上昇トレンドの流れで、30分足の下降トレンドになっているから、その下降トレンドが崩れて上昇トレンドに切り替わる時に買いでエントリーしようなどの戦略を立てられます。
このように、複数の時間足を見る事で大きな流れと小さな流れを確認してトレードに戦略を立てる事が出来るのが、マルチタイムフレーム分析です。
3.トレードスタイルによって様々な考え方
トレードスタイルによって様々な時間足を使い、マルチタイムフレーム分析で戦略を立ててトレードします。
それぞれに使うマルチタイムフレーム分析の時間足です。
長期足:大きな流れの時間足
短期足:エントリーを計る時間足
スキャルピング
スキャルピングは短期間のトレードスタイルです。
長期足:1時間、30分足
短期足:15分、5分、1分足
デイトレード
デイトレードは中期間のトレードスタイルです。
長期足:4時間、1時間足
短期足:1時間、30分、15分足
スイングトレード
スイングトレードは長期間のトレードスタイルです。
長期足:週足、日足
短期足:4時間足、日足
あくまで例としての目安ですが…
上記のような時間足を使い、大きな流れを見てエントリーをしていきます。
4.まとめ
長期足で大きな流れを確認
短期足でエントリーを計る
マルチタイムフレーム分析は、トレードする度に、長期足で大きな流れを確認して、短期足でエントリーを計る事をしなければなりません。
慣れないと面倒くさいと感じるかもしれませんが…
それでも、やる事をオススメします。
理由は、戦略を立てられる様になり、根拠のあるエントリーが出来るようになるからです。